レンジ相場の判断と判定についてパターンや種類の見分け方!

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レンジ相場とは?

相場はレンジ相場とトレンド相場の繰り返しですが、圧倒的にレンジ相場が多いのが特徴です。

※トレンドについては初心者でも簡単にわかるトレンドとダウ理論についてをご覧ください

レンジというと”ある範囲内でレートが収まっている状態”を言いますが、言い変えれば”売りと買いが拮抗している状態”とも言えますね。

言葉だけではイメージが付きづらいのでチャートで見てみましょう。

インターネットでレンジを調べるてみると、上のようなチャートが比較的多く検索結果に引っかかる一般的なポピュラーな形です。

簡略図で書いてみると下のような図になります。

しかし、実際の相場で目にするレンジは毎回このようなわかりやすい形ばかりではありません。

レンジは形状やボラティリティよって色々な種類があるんですね。

では一体レンジの形状にどんなものがあるのか見ていきましょう。

レンジのパターンや種類とは?

レンジの種類といっても様々あって正確に細かく分類分けできるわけではないですが、カオスな相場をなるべくわかりやすく見るために大まかに種類分けしていきましょう。

※重要なのは相場を単純化してわかりやすく見る視点が必要ですので

レンジは”チャートパターン”と”ボラティリティ”の視点で種類分けができます。

チャートパターンから判断するレンジの形状

比較的よく見られる代表的な形として以下のようなものがあります。

・ボックスレンジ

・ペナント(三角持ち合い)

・フラッグ

・ボックスレンジ

サポートラインとレジスタンスラインといった水平線に挟まれたレンジ

(上のチャートと図を参照下さい)

・ペナント(三角持ち合い)

高値を切り下げ、安値を切り上げた三角形状のレンジ

・フラッグ

”下降フラッグ”と”上昇フラッグ”があり、右上がりのレンジと右下がりのレンジ

”下降フラッグ”(左)と”上昇フラッグ”(右)

ボラティリティの違いによるレンジについて

レンジをボラティリティといった視点で見ると2つの種類があります。

・ボラティリティが低いレンジ

・ボラティリティが高いレンジ

ボラティリティは一般的に素早く大きくなり、ゆっくりと小さくなっていきます。

・ボラティリティが低いレンジ

ボリンジャーバンドがスクイーズ(収縮)していくと共にローソク足も短くなっていくレンジや、すでに狭くなったボリンジャーバンドの幅の中で横に流れているレンジがあります。

ボリンジャーバンドがスクイーズ(収縮)していくと共にローソク足も短くなっていくレンジ

すでに狭くなったボリンジャーバンドの幅の中で横に流れるレンジ

・ボラティリティが高いレンジ

ボラティリティの低いレンジと比べるとわかりやすいのですが、ローソク足も長くて上下に乱高下していますよね?

レンジの特徴とは?

・方向性が無い

・レンジを抜けると方向性がついて動き出す

などの特徴があげられます。

方向性が無い

全てのレンジで共通していることは売りと買いが拮抗しているので”方向性が出にくい状態”と言えます。

なぜならサポート付近では買いが入りやすくレジスタンス付近では売りが入りやすいため、一定の幅で収まる傾向にあるからですね。

レンジを抜けると方向性がついて動き出す

レンジを抜けると一気に方向性が生まれて勢いよく動き出します。

これはレンジ相場では方向感が無かった状態からレンジを抜けることで相場参加者がその方向に動意付くからです。

いわゆる”レンジブレイクアウト”と言われる状態ですね。

このようにレンジは様々な形があり、ボラティリティによっても性質が違います。

今回紹介したレンジが全てということではなく、相場は常に色々なチャートパターンを描きます。

まずは複雑に見えるチャートを単純化して見ることができるよう、水平線やトレンドライン、チャネルラインを引いてみてレンジを見つけてみましょう。